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治療内容

難度の高い包茎手術

他院修正手術

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癒着性包皮炎

癒着性包皮炎とは、包皮と亀頭が癒着した状態を言います。包茎の場合、衛生状態を保つことが難しくなり、包皮炎を繰り返すことがあります。慢性的に包皮炎を繰り返すと、本来は剥がれるはずの亀頭と包皮が癒着してしまい剥がれなくなってしまいます。真性包茎のために、全く剥いたことが無く、手術時に包皮と亀頭の癒着が判明することもあります。包皮と亀頭が癒着している場合は、丁寧に癒着を剥がして、亀頭を露出し、余剰包皮を切除した上で縫合する必要があります。癒着が簡単に剥離できる場合もありますが、癒着が強度である場合は癒着の剥離に時間を要することが多く、難易度の高い治療になります。経験豊富な医師に相談することが大切です。

癒着性包皮炎 術前術後症例

癒着性包皮炎修正

術前

術直後

術後7日目

術後105日目

39歳、未婚。真性包茎、癒着性包皮炎
慢性的に包皮炎を繰り返し、最終的に全くむけなくなってしまったという症例です。性交が痛くてできない事、通常の日常生活でも痛みが出てきたために生活に支障をきたすようになり、どうしたら良いか迷い御相談いただきました。他のクリニックを受診したものの、難易度が高いということで手術を断られたそうです。包皮と亀頭が強く癒着しており、簡単に剥がせない状態でした。外科的に包皮と亀頭の癒着を剥がす必要があると考えられました。癒着を丁寧にはがして、亀頭を露出しました。
本症例は、包皮が亀頭にがっちり張り付いて、癒着しており、全く剥けない状態で、手術により包皮と亀頭の癒着を剥離したケースです。外科的に剥離を行うと、一時的に亀頭部、陰茎部が腫れたり赤くなったりしますが、通院治療により最終的それらの症状は改善します。最終的に自然にむけた様になりました。このような症例では、炎症を繰り返すと共に、癒着の程度も強くなりますので、早期治療が望まれます。

包皮炎による真性包茎

術前

術直後

48歳、既婚。真性包茎、亀頭包皮炎、包茎手術、長茎手術
元々、カントン包茎で、何とか剥けていたという症例です。包茎手術の必要があると考えながらも放置していたようです。突然痒くなり、それに伴い、全く剥けなくなり、痛みも出現、悪臭もするようになったので手術を決意し御相談いただきました。包皮には強い絞扼輪があり、慢性包皮炎を起こして、亀頭と包皮が一部癒着しておりました。癒着を丁寧に剥がし、絞扼輪を含めて包皮を切除した後、亀頭を露出しました。下腹部に潜りやすい埋没陰茎であったので、陰茎堤靭帯を補強して埋没し難くしました。被らなくなったために衛生的で、痛みも改善しました。
嵌頓型の包茎が亀頭包皮炎を併発すると、狭窄が進行し、全く剥けなくなることがあります。剥けないと包皮内を洗浄することができないために衛生状態が悪化し、更に包皮炎が悪化するという悪化のスパイラルをたどります。慢性包皮炎が悪化すると、手術の難易度が高くなりますので、軽症のうちに相談されることをお勧めいたします。

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癒着性包皮炎 Q&A

亀頭と包皮が癒着しているために包茎手術を断られました

埼玉県春日部市在住、40歳代、独身

真性包茎で痛みを伴うために近くのクリニックを受診しました。包茎手術をお願いしたところ、「皮と亀頭が癒着しているので難しい手術になるため、うちではやっていません。」と断られてしまいました。途方に暮れています。どうしたらよいでしょうか。

真性包茎で包皮と亀頭が癒着している場合、手術の難易度が上がることは良く知られており、難しい手術であることは分かって下さい。しかし、経験豊富な医師であれば引き受けてくれると思いますので途方に暮れる必要はありません。面倒がらずに、治療を引き受けてくれる医師を探していただくことになります。大切なことはモニター写真などを見せてもらい、どこまで治るかをきちんと説明を受けた上で手術をお願いしてください。再手術はさらに難易度が高くなりますので、上手くいかなかったということで再手術を行う事態は避ける必要があります。

皮と亀頭と癒着していて剥けません

神奈川県小田原市在住、20歳代、独身

包茎で普段は全く被っています。自分で剥いてみると、途中までは剥けるのですが、完全に剥くことが出来ません。亀頭と皮がくっ付いているようです。包茎を治したいのですが、自分のようなケースでも治療できますか。

亀頭と包皮が癒着していることがあります。多くの場合真性包茎に認められます。癒着している場合、包皮と亀頭の癒着を剥がしてから、包皮を切除する必要がありますので、手術時間は長くなり、手術の難易度が高くなります。経験豊富な医師に治療をお願いする必要がありますが、治療は可能です。少しずつ癒着が進行する可能性が高く、早めの対応が重要です。

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